ももへの手紙    4/21全国ロードショー

 

気がつけば、私、ひとりじゃなかった。 

汐島への引っ越し・・・
突然現れた妖怪3人組!
暴風雨の中、ももは駆け出す・・・
 

 父から渡されることがなかった書きかけの手紙。残された娘、ももは一人つぶやく。「なんて書きたかったの、お父さん・・・」。
『ももへの手紙』は、一通の手紙から始まる親子愛の物語。
 
 夏のある日、瀬戸内海に浮かぶ汐島へとフェリーが向かっていく。デッキに立つ小学6年生のもも。父を事故で亡くしたももは、母のいく子がかつて暮したことのある汐島へと引っ越してきたのだ。
 ささいなことで父と口論をしてしまったもも。仲直りする間もなく父は天国へと旅立たってしまったため、ももは心の中に言葉にはならないわだかまりを抱えたままだった。そんなももは、父の死後、引き出しの中から出てきた一通の手紙を持っていた。そこには父の文字で「ももへ」とだけ記されていた。
 
穏やかな瀬戸内で新生活を始めたももといく子。
しかし、ももの周りで奇妙な事件が起こり始める。ももが一人で留守番をしているといつの間にか冷蔵庫の中のプリンが食べられていたのだ。そしてどこからともなく、ももの名前を囁く声。怖くなったももは家を飛び出した!・・・ 


 子どもは、子どもであるがゆえに親をよく知らない。その逆しかり、親から見える子は、頼りなく見えるが、実は親が考えているよりも、物事を考え成長していく。
 その様な「近いからこそ見えにくい”家族”」を、親と子それぞれの立場から描いたのは、『人狼JIN-ROH』で世界をうならせた沖浦啓之(原案・脚本・監督)である。

汐島で慣れない生活を始めたももはある日、不思議な存在と出会う。それは、”見守り組”を名乗るイワ、カワ、マメの妖怪3人組。この妖怪がまたエエ味出してます。アニメだからこそ表現できる愛らしい妖怪が、画面いっぱいに出てきます♪
 
その妖怪「イワ」は俳優の西田敏行、「カワ」はブラッドピットから古代進まで七色の声を持つ山寺宏一、「マメ」はNHK教育テレビの『たんけんぼくのまち』や『ONE PIECE』のブルック、『ロード・オブ・ザ・リング』のごラムのチョーさん。
 
主演の「もも」はTVドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』で草彅剛の娘役を演じて注目を浴びた美山加恋、母「いく子」に優香。主題歌は原由子。
 
 見終わって頭いっぱいに湧いてきた言葉は・・・「エエ映画やぁー!」
アニメならではの美しく、優しく、温かい、エエ映画です!!



原案・脚本・監督:沖浦啓之
キャラクターデザイン:安藤雅司、沖浦啓之
作画監督:安藤雅司
美術監督:大野広司
色彩設計:水田信子
CG監督:西川和宏
撮影監督:田中宏侍
編集:植松淳一
演出:楠美直子
音楽:窪田ミナ
主題歌:原由子
製作:プロダクションI.G
製作国:日本
上映時間:120分
配給:角川映画
 

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