少年H  8/10(土)~全国東宝系ロードショー

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巨匠・降旗康男監督の演出で
水谷豊&伊藤蘭、初“夫婦役”で28年ぶり共演!

「少年H」は1997年に妹尾河童初の自伝的長編小説として刊行され、ユーモアある文体と魅力的なエピソードが読者の心を掴み、またたく間にベストセラーとなり、平成9年度毎日出版文化賞特別賞を受賞しています。
子どもから高齢者まで、世代を超えた幅広い層に時を超えて読み継がれ、上下巻売上
340万部超のミリオンセラーを達成し、刊行から15年たった今も重版を続け読者を増やし続けています。

日本人の誰もが愛する原作を手がけるのは巨匠・降旗康男。日本映画界に燦然と輝く数々の名作を演出し、本年公開となる高倉健主演『あなたへ』の次に取り組むのが本作となります。脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ全作を手がける古沢良太。

そして、物語の柱となる「少年H」の父と母を演じるのは、水谷豊と伊藤蘭。
巨匠・降旗監督演出のもとで初の“夫婦役”を演じる事が実現します。

WEB用_少年H_サブ01(PC壁紙画像・携帯待受画像には使用できません)【ストーリー】
昭和の初め、舞台は異国情緒あふれる神戸。
洋服仕立て職人の父・盛夫(水谷豊)、熱心なキリスト教徒の母・敏子(伊藤蘭)のもとに生まれた肇[はじめ]少年は、好奇心が強く「なんで?」を連発し、「そんなのおかしい」と言わずにいられない正義感の強い少年だ。母の敏子がイニシャル「H」を胸に大きく編みこんだセーターを着ていた肇少年は、友達から「エッチ」というあだ名で呼ばれるようになる。
やがてヨーロッパで第二次世界大戦がはじまり、Hにオペラ音楽を教えてくれた近所の兄ちゃんがスパイ容疑で特高警察に逮捕されるなど、不穏な出来事が起こり始める。軍事統制が厳しくなりおかしいことを「おかしい」といえない日々の中、父の盛夫は周囲に翻弄されることなく、「おかしい」「なんで?」と聞くHに、しっかりと現実を見ることを教えていく。戦火を逃れたユダヤ人たちの服を密かに修繕するなどリベラルな父と博愛精神の母のもとでHは成長する。
昭和16年12月、太平洋戦争が始まり、盛夫は消防署に勤めるようになる。防火訓練競技大会、近所の兄ちゃんの出征、盛夫のスパイ容疑での取り調べなどを経験しHは中学に入学。学校では軍事教練が始まり、妹の好子は疎開をする。
昭和20年3月、ついに神戸をB29の大空襲が襲う。焼夷弾が降り注ぐ中、盛夫は街の消火にあたる。Hは父のミシンが焼けないように運びだし、母親と手を握り戦火の中を逃げる。命は助かったものの、神戸は焼け野原となり、Hの家は跡形もなくなってしまった。
終戦を迎えた神戸にアメリカの進駐軍がやってくる。疎開した好子も戻り、盛夫は焼け焦げたミシンを修理して洋服屋を再開する。だが戦争が終わった直後の急激な時代の変化と人の変わりようにHは矛盾を感じ不満を募らせていた。ある日、腹をすかせた見ず知らずの復員兵にご飯を分け与える母親に腹を立てたHは、盛夫を殴って家を飛び出し鉄道で自殺を図る。結局死にきれずに家に戻ったHを、盛夫はミシンを踏みながら迎え入れる。

15歳になり独り立ちをすることを決めたH。
神戸も日本も生まれ新しく生まれ変わろうとする激動の中で、
自分に忠実に生きるために、小さいが大きな一歩を踏み出す。

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私の曽祖父が当時神戸で貿易会社の通訳をしていて、祖母から昔の話を良く聞かされていましたが、その様子を映像にしてくれた「少年H」を観て、初めてその時代に生きた人たちの強さを知りました。

監督:降旗康男
原作:妹尾河童
上映時間:122分
配給:東宝
©2013「少年H」製作委員会

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