ストロベリーナイト 2013.1/26(土)~全国東宝系ロードショー

姫川班、最後の事件

2010年11月にスペシャルドラマが放送され、2012年1月から連続ドラマとしてスタートした「ストロベリーナイト」シリーズ。卓越したストーリーと息をつかせぬ展開で、ミステリーファンからも評価の高い誉田哲也氏の代表作を映像化した本シリーズは、豪華俳優による演技バトル、重厚な世界観とストーリーの奥深さを兼ね備えた新感覚の本格刑事ドラマとして、瞬く間に注目を集めた。さらに、刑事ドラマとしては難しいとされる女性ファンを獲得、男女ともに幅広い年齢層の支持を得たことで、平均視聴率15%を記録する人気シリーズとしてファンを熱狂させた。そんな刑事ドラマ界に新しい風を吹き込んだ「ストロベリーナイト」が、ついにスクリーンに登場する!

主演の姫川玲子を演じるのは、本シリーズで刑事役初挑戦となる竹内結子。ノンキャリアながらも27歳で警部補に昇りつめ、警視庁捜査一課で姫川班を引っぱる才色兼備の女刑事役は、竹内結子の当たり役となった。玲子が絶大な信頼を寄せる菊田役には西島秀俊、葉山役に小出恵介、石倉役に宇梶剛士、湯田役に丸山隆平、また、玲子の天敵のガンテツこと勝俣役の武田鉄矢、日下役の遠藤憲一をはじめ、渡辺いっけい、高嶋政宏、生瀬勝久、津川雅彦ら連続ドラマからのオリジナルキャストが集結。劇場版には、大沢たかお、三浦友和、金子賢、田中哲司、染谷将太ら日本映画界をけん引する豪華俳優が参加し、劇場版『ストロベリーナイト』の世界を華やかに彩る。一癖も二癖もある個性的な登場人物たちをまとめるのは、ドラマシリーズの演出をつとめた佐藤祐市監督。テレビドラマだけでなく、映画『キサラギ』でも高い評価を得た日本エンターテインメント界を担う映画監督の手腕が、劇場版で炸裂する。
「ストロベリーナイト」シリーズの原作は、累計240万部を突破する(2012年9月現在)誉田哲也氏の人気ミステリー「姫川玲子シリーズ」。スペシャルドラマ版は「ストロベリーナイト」、連続ドラマ版は「シンメトリー」「感染遊戯」「ソウルケイジ」の原作がベースとなっている。劇場版では、最高傑作と呼び声の高い「インビジブルレイン」のストーリーを軸に、姫川班の新たな事件が描かれる。サスペンスに満ちたストーリー、登場人物それぞれが抱える悩みや悲しみ、葛藤を丁寧に描いているのが本シリーズの見どころでもあり、劇場版では、17歳の夏、心と体に深い傷を負った姫川玲子が、決して恋に落ちてはならない男、天涯孤独の孤高のヤクザ・牧田勲と出会う。玲子と牧田、そして連続ドラマシリーズから玲子を守り続けてきた菊田──三者三様の想いはどんな結末を迎えるのか? 全編を通して降り注がれる雨のなか、これまでに見たことのない姫川玲子の一面が浮かび上がる。複雑に絡み合う連続殺人事件、姫川班の最後の試練が、いま幕を開ける!

幾重にも隠蔽され、複雑に絡まった事件

雨の降る夜。部下の菊田和男(西島秀俊)とバーにいた警視庁捜査一課・姫川玲子(竹内結子)のもとに、入院中の上司・今泉(高嶋政宏)から中野東署管内で男の死体が見つかったと連絡が入る。マル害は、小林充(金子ノブアキ)、29歳。龍崎組傘下「仁勇会」の下部組織「六龍会」の構成員だった。体中に多数の刺し傷があり、左目が縦に切り裂かれていた。その殺害手口が5日前に起きた三鷹の殺人事件、3日前に起きた業平橋の殺人事件と一致していることから、警察は連続殺人事件とみて合同特別捜査本部を設置。姫川班の管轄である中野東に帳場が立てられ、三鷹、業平橋の合同捜査に。姫川班をはじめ玲子のライバルである日下(遠藤憲一)、組織犯罪対策部(通称:組対四課)など捜査員たちが次々と会議室へ集まる。そのなかには、昇任で異動したはずの井岡(生瀬勝久)の姿もあった。

3つの事件のマル害はすべて広域指定暴力団・龍崎組の構成員のため、事件は内部抗争の可能性が高いとされ捜査が始まる。捜査会議後、誰もいない会議室に忘れ物を取りに戻った玲子は、偶然「小林充を殺したのは柳井健斗(染谷将太)」という不審なタレコミを受ける。3つの事件は果たして連続殺人事件なのか……という疑問が玲子の頭をよぎる。直感と行動力を武器に数々の難事件の真相に迫り、ノンキャリアで成り上がった玲子の勘が何かをキャッチするが、管理官の橋爪(渡辺いっけい)からは「捜査線上に柳井健斗の名前が出てきても一切触れるな」という一方的な命令がくだされる。納得のいかない玲子は、姫川班と井岡を部下の菊田に託し、単独捜査を始める。一方、菊田、石倉(宇梶剛士)、葉山(小出恵介)、湯田(丸山隆平)ら姫川班も玲子の単独行動をサポートする。そして、玲子は9年前のある事件にたどりつく。それは柳井健斗の家族を襲った哀しい事件だった──。数日後。雨のなか、柳井健斗のアパートの張り込みをしていた玲子は、柳井と知り合いだという男、マキタ(大沢たかお)と出会う。

玲子はマキタから“成稜不動産の営業部長・槙田功一”と書かれた名刺を受け取るが、彼の正体は、龍崎組若頭補佐・極清会会長の牧田勲──連続殺人事件の渦中の人物だった。やがて、この牧田との出逢いは、玲子の人生を大きく狂わせていく。一方、幾重にも隠蔽され複雑に絡まった一連の事件は警察の威信を揺るがし、捜査は誰もが予想だにしない方向へとすすんでいく――。
浮かび上がる隠ぺいされた正義。
辿り着いた真実の先に玲子が見たものとは。
すべては降りしきる雨のなか、明らかになる。

【キャスト】 竹内結子 西島秀俊 大沢たかお

監督:佐藤祐市
脚本:龍居由佳里 林 誠人
音楽:林ゆうき
上映時間:128分
配給:東宝

Sorry, the comment form is closed at this time.

Just another WordPress site